この会社なら公教育を変えられる。シンクタンクから「新しい学びの環境を創り出す」COMPASSへ【#入社エントリ】
初めまして! 株式会社COMPASSのT・Nです。2023年6月に入社し、CMO室で事業企画の業務を行っています。この記事が、COMPASSに興味を持ってくださっている方の参考になれば幸いです。
■「教育」との出会い
まず、私は学生時代から教育に興味を持ち、教育関連企業を渡り歩いてきたタイプの人間ではありません。大学〜大学院までは、好きな教科は数学や生物、企業でビジネスをすることには全く興味がなく、どちらかというと自然の仕組みを解明したい!というモチベーションで水に関する研究を行っていました。シンクタンクに入ったのも、大学に残るよりもたくさんの給料を得ながら好きな「水」に関わる事ができるかも知れないという、およそ教育に繋がりそうにない理由からでした。
しかし、シンクタンクに入社したことで初めてビジネスに触れ、学生時代までの価値観は一変しました。これについて語っているとそれだけでいくつも記事が書けそうなのですが、最も大きな衝撃は「世の中が想像よりもはるかに多くの人や仕事によって成り立っている」こと、そして「その中で自分の考えを持ち、それを世の中に発信・実装してようやく価値になる」ことに初めて気づいたことでした。
水道といえば、水道局の職員が浄水処理や水質検査を行って水道管に水を流す、というイメージをお持ちかも知れません。しかし、実際には例えば運転管理委託や保全管理委託という仕組みにより、現場作業は民間企業の協力で行われている事も多いです。また、水道局の仕事は浄水場の運転だけでなく、当然、収入の中でいかに持続的に事業を継続していくかという経営的観点を考えている方もいますし、その他数ある課題に対しそれぞれ担当する方がいて水道事業は成り立っています。学生時代までの自分は、その表層だけを見て「水道」であると考えてその具体的な中身には思い至っておらず、このことは自分のキャリア形成の幅に影響したように感じています。
また、水道には上述のように水処理、水質、経営など様々な専門家がいる中、シンクタンク職員はどんなに若手でも自分なりの考えを持ち、その方々に何らかの提言をしていかないと価値が認められません。学校教育ではどちらかというと専門家の方々が作った教科体系を学び、それをいかにそのままアウトプットできるかという点が重視されていた事を考えると、学校教育に最適化されていた私の行動パターンを社会の方にアジャストし直すには多くの労力を要しました。
私は、このような世の中の仕組みや世の中でよりリアルに求められる能力は、学校教育の中でもっと教えられるべきだと考えています。しかも、その能力の養成は一部の私立学校や希望者向けプログラムへの参加を必要とするものでなく、公教育全体で担われなければ、もともと世の中の仕組みに敏感な子や発信力の強い子の能力が強化されるに過ぎず、世の中全体としてより豊かな人生を歩む人を増やすということには繋がりづらいのではないかと感じています。
■COMPASSとの出会い
教育に対する問題意識について書いてきましたが、しかしながら現在の公教育にはそれに取り組む前に解決しなければならない課題が山積みです。特に大きな問題となっているのは教員の働き方改革でしょう。令和4年度の教員勤務実態調査(速報値)では、過労死ラインとされる月80時間以上の残業を行っていた教員は小学校で14.2%、中学校で36.6%に上っており、これは他の業種と比べても飛び抜けた数値です。
この状況下で子供のキャリア教育や主体性を育む教育を全国的に展開するのには少なからぬ無理があると思っています。社会に役立つための教育はより個別的、協働的、先進的であり、教員の負担は大きくなりがちなためです。このような、より高次の教育の時間を作り出すために、まずは今ある教育をいかに効率化するかということが喫緊のテーマであると考えています。
私は以上の問題意識から、ICTを活用した効率的な教育を提供しているCOMPASS社のことを知り、応募するに至りました。
■この3ヶ月で感じたリアルなCOMPASS
入社時まで、正直言えばCOMPASSは数あるEdTechベンチャーの一つくらいの存在だと思っていました。しかし、入社してから社内外の方々と関わっていくうちに、COMPASSはミッションにある通り「テクノロジーを用いて教育業界のリーディングカンパニーになる」ポテンシャルを実際に持っている企業であると感じるようになりました。
Qubenaは2018年度の経済産業省「未来の教室実証事業」で麹町中学校の数学の授業に採用されました。この中でQubenaが生徒の効率的な学力向上に資することが明らかになって以降、教育業界で大きな注目を集め、今では教育関連の各種書籍の中で必ずと言ってよいほど紹介される代表的事例となっています。このような経緯もあり、COMPASS社がどのように発信するか、どのように事業を展開するかは教育業界において多くの人の関心事となっています。
またCOMPASSは、バリューの1つに「常に現状に満足しないこと」とある通り、今後もさらなる手を打って新しい学びの環境づくりを行う体制を整えています。教育業界が抱える課題に対して近視眼的ではなく、長期的な目線をもって対処していくマインドを会社として共有しています。
■今後に向けた想い
私は、ここまで書いたような理由から、COMPASSがビジョンとして掲げている「新しい学びの環境を創り出す」ことに貢献することを今の一番の目標としています。COMPASSを通して教育業界を改革することで、日本のすべての子供たちが豊かな人生を手に入れる事ができればと思っています。
これを読んでくださっている方も、自分のこれまでのキャリアにとらわれず自分が何に貢献したいのかを今一度考え、もし少しでも興味があればCOMPASS社で一緒に働きましょう!
<採用広報チームより>
T・Nさん、入社エントリの投稿ありがとうございました!
COMPASSでは現在さまざまな職種で新しい仲間を募集しています。
興味を持っていただけた方のご応募をお待ちしています。
▼COMPASSのの募集職種一覧はこちらから