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COMPASSのモノづくりチーム

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COMPASSのモノづくりに携わるプロダクト開発ユニットのメンバーの投稿をご紹介します!開発にまつわるあれこれ、プロダクトにかける想いなどをメンバー自身の言葉でお届けします。
運営しているクリエイター

記事一覧

フルリモートでユーザーテストが成立するか試してみた

株式会社COMPASS デザイナーのパジェロです。 自分が所属している開発チームで本格的なユーザーテストが必要になったので、フルリモート体制でどこまで成立するか試してみました。この記事はその覚え書きです。ほぼ社内共有用につき乱文ご無礼です。 背景僕がデザインを担当する社内向けCMSに、UIの大規模改修を行うタイミングが巡ってきました。 とにかく最速で機能を揃えた、という状態でずっと使ってきて数年経ち、だいぶユースケースも固まってきたので、ユーザビリティと実装拡張性を強化する

フリーランスから正社員へ。チームとともに成長する、より自分らしい働き方【#入社エントリ】

はじめまして、株式会社COMPASSの渡邉です! システム開発部のエンジニアとして2022年1月に入社いたしました。 この記事では、COMPASSに興味を持ってくださった皆さん、特にエンジニア、フリーランスでお仕事をされている方に、入社3ヶ月で感じたリアルなCOMPASSの魅力をお届けしたいと思います! 自己紹介COMPASSとの出会い僕がCOMPASSを知ったきっかけは、業務委託として参画している友人からの紹介でした。 何社かオファーをいただいていたのですが、COMP

WCAG基準の実践:カラーコントラスト比改善

株式会社COMPASS デザイナーのパジェロです。 COMPASSでは(いまのところ)デザインチーム主導でアクセシビリティ観点でのプロダクト改善に継続的に取り組んでいます。 WCAG2.1を基準にしたアクセシビリティガイドラインを制作し、全項目の基準達成に向けて改善を進めています。今回はその中から「カラーコントラスト比」を改善する取り組みについてご紹介します。 今回の対象項目は以下。 実現に向けて計画を立てるアクセシビリティ観点での改善は色んな意味で進めるのがめちゃく

祝「ScalaMatsuri2022」参戦!COMPASSとScalaの切っても切れない話【メンバーインタビュー#09】

こんにちは。採用広報チームの濱田です。 COMPASSのフルリモートの働き方を支える取り組みを紹介する前回記事、読んでいただけたでしょうか? 今回の記事のテーマは、私たちのプロダクト、AI型教材「Qubena」が採用しているプログラミング言語「Scala」です。「Scala」については過去のシステム開発部インタビュー記事でも触れられていますが、今回改めてテーマとして取り上げるのには理由があります・・・! なんと、この度、COMPASSは、来る3/19-20に開催される、

サービス改善の“道しるべ”をユーザーと一緒に探す

株式会社COMPASS デザイナーのパジェロです。 前回の記事では、社内CMSの開発チームに配属されたときに最初に取り組んだことについて書きました。 前回は、CMS開発メンバーと、そのCMSのユーザーである社内のコンテンツ制作チームとでワークショップを行い、CMSに対するニーズの解像度を高めて共感の土台を作ったところまでのお話でした。 今回はその土台をもとに、開発チームが課題解決に向けて実際に動き出すためにどんなステップを踏んだのか、ということについて書いてみたいと思いま

OSSスポンサーシップはじめました

こんにちは!AI型教材「Qubena(キュビナ)」を開発・提供している株式会社COMPASSの山田です。このたび株式会社COMPASSの取り組みとしてOSS(オープンソースソフトウェア)スポンサーシップをはじめましたので、その背景や思いなどを紹介させていただければと思います。 なお、COMPASSは今回の取り組みで下記の3つのOSSに対してスポンサーシップを始めています。(2022年2月現在) なぜOSSスポンサーシップをはじめたかOSSスポンサーシップは偏にテックカンパ

ユーザー(教育現場)に近い距離でプロダクトを開発するQubenaのこだわり

こんにちは!株式会社COMPASS 取締役の常盤です。COMPASSは「新しい学びの環境を創り出す」をミッションに掲げ、小中学生に対してAI型教材Qubena (キュビナ)を提供している会社です。 COMPASSでは創業以来、ユーザーと近い距離でプロダクトを開発することをとにかく大切にしてきました。学習塾向けにサービス提供をしていた頃は、オフィス内にQubena Academyという直営の学習塾を設置し、いつでもユーザーがプロダクトを使っている様子を観察できるようにしていま

仕組み化によって、運用保守の属人化を防ぎつつ、問い合わせ対応を高速化した話

こんにちは!株式会社COMPASS 取締役の常盤です。COMPASSは「新しい学びの環境を創り出す」をミッションに掲げ、小中学生に対してAI型教材Qubena (キュビナ)を提供している会社です。 プロダクト開発に取り組むにあたり、新規機能の開発と運用保守のバランスに悩む会社も多いのではないでしょうか。COMPASSもそうした悩みを抱えていて、Qubenaを2016年に正式リリースしてから「もっと機能を追加したい!」と「ユーザーの困り事を解消しないと!」の狭間で揺れてきまし

次世代QAに贈る、お薦め書籍7選!!

こんにちは!QAエンジニアの入間川です。 株式会社COMPASSという小中学生向けAI型教材「Qubena(キュビナ)」を開発・提供する会社でプロダクトの品質保証を担当しています。 はじめにこの年末年始みなさんはどの様に過ごされましたでしょうか? 私はこのまとまったお休みを利用して、Qubenaで5教科を勉強している小中学生の子供たちに負けじと今自分が学びたい5教科を設定して勉強をしてみることにしました! 5教科の勉強で使用した書籍7冊が、次世代プロダクトの品質保証を担う

不具合分析を実施して品質カイゼンに繋げよう

こんにちは!QAエンジニアの入間川です。 株式会社COMPASSという小中学生向けAI型教材「Qubena(キュビナ)」を開発・提供する会社でプロダクトの品質保証を担当しています。 本記事では、弊社QAチームが取り組んでいる不具合分析について、ご紹介していきたいと思います! 不具合分析とは?日々開発やテストを行う中で不具合が検出され蓄積されていきますが、これらの不具合に付属するデータを収集・分析して原因の傾向を探る活動の事を不具合分析と呼んでいます。傾向を把握し、適切な品

“共感の土台”づくりから始めるサービスデザイン

株式会社COMPASS デザイナーのパジェロです。 今回は、社内CMSの開発チームに配属されたときに最初に取り組んだことについて書いてみます。 弊社は、提供サービスである「Qubena」に搭載する教材コンテンツも自社開発しています。「コンテンツ制作チーム」が開発した「問題」や「解説」を管理しシステムと適切に連携させるために社内向けのCMSがあり、専用の開発チームが組織されているのですが、僕はそこに「情報設計」担当として配属されました。 期待されていたのはUXデザイナーとして

QAアーキテクチャの設計で品質保証の全体像を整理しよう

こんにちは!QAエンジニアの入間川です。 株式会社COMPASSという小中学生向けAI型教材「Qubena(キュビナ)」を開発・提供する会社でプロダクトの品質保証を担当しています。 本記事では「QAアーキテクチャ」と呼ばれる品質保証の基本構造・基本方針を設計するための考え方について、西康晴 QAアーキテクチャの設計による説明責任の高いテスト・品質保証 2016 電気通信大学 から学んだ内容をアウトプットしていければと思います! 品質保証における課題 QAとして日々活動する

ふりかえりをカイゼンする

ふりかえりのふりかえり前回の記事ではふりかえりを短期間でやることになりましたが,いつの間にか「ふりかえりをやること」自体が目的化してしまい上手くいかなくなってしまいました。先日,MTGで「手段が目的化」することに気をつけようという話が出ましたが,これは常に意識しないといけないと思います。 ふりかえりが上手く回らなくなったことで,「ふりかえりガイドブック(森 一樹,翔泳社)」を読み込み,私1人でふりかえりのふりかえりをやってみたところ,以下の点が原因かと思いました。 ・ふり

短期間でのふりかえり〜成功と失敗と

アジャイル的な開発を始めて前記事の最後に書いたように、2021年4月からコンテンツチームの仕事の進め方をアジャイル的にやることとしました。それに伴い、イテレーションの組み立て、おひろめ会(レビュー)、ふりかえり(レトロスペクティブ)といったイベントをこなす必要性が出てきました。ユーザーの意見を聞きながら短期間でカイゼンを繰り返していきたいという、意識は以前からありましたが、仕事の仕方をガラッと変えることへの不安や難しさも感じていました。ディレクターに推薦してくれた上司から教え