マガジンのカバー画像

COMPASSのモノづくりチーム

16
COMPASSのモノづくりに携わるプロダクト開発ユニットのメンバーの投稿をご紹介します!開発にまつわるあれこれ、プロダクトにかける想いなどをメンバー自身の言葉でお届けします。
運営しているクリエイター

#プロダクト開発

フルリモートでユーザーテストが成立するか試してみた

株式会社COMPASS デザイナーのパジェロです。 自分が所属している開発チームで本格的なユーザーテストが必要になったので、フルリモート体制でどこまで成立するか試してみました。この記事はその覚え書きです。ほぼ社内共有用につき乱文ご無礼です。 背景僕がデザインを担当する社内向けCMSに、UIの大規模改修を行うタイミングが巡ってきました。 とにかく最速で機能を揃えた、という状態でずっと使ってきて数年経ち、だいぶユースケースも固まってきたので、ユーザビリティと実装拡張性を強化する

WCAG基準の実践:カラーコントラスト比改善

株式会社COMPASS デザイナーのパジェロです。 COMPASSでは(いまのところ)デザインチーム主導でアクセシビリティ観点でのプロダクト改善に継続的に取り組んでいます。 WCAG2.1を基準にしたアクセシビリティガイドラインを制作し、全項目の基準達成に向けて改善を進めています。今回はその中から「カラーコントラスト比」を改善する取り組みについてご紹介します。 今回の対象項目は以下。 実現に向けて計画を立てるアクセシビリティ観点での改善は色んな意味で進めるのがめちゃく

サービス改善の“道しるべ”をユーザーと一緒に探す

株式会社COMPASS デザイナーのパジェロです。 前回の記事では、社内CMSの開発チームに配属されたときに最初に取り組んだことについて書きました。 前回は、CMS開発メンバーと、そのCMSのユーザーである社内のコンテンツ制作チームとでワークショップを行い、CMSに対するニーズの解像度を高めて共感の土台を作ったところまでのお話でした。 今回はその土台をもとに、開発チームが課題解決に向けて実際に動き出すためにどんなステップを踏んだのか、ということについて書いてみたいと思いま

ユーザー(教育現場)に近い距離でプロダクトを開発するQubenaのこだわり

こんにちは!株式会社COMPASS 取締役の常盤です。COMPASSは「新しい学びの環境を創り出す」をミッションに掲げ、小中学生に対してAI型教材Qubena (キュビナ)を提供している会社です。 COMPASSでは創業以来、ユーザーと近い距離でプロダクトを開発することをとにかく大切にしてきました。学習塾向けにサービス提供をしていた頃は、オフィス内にQubena Academyという直営の学習塾を設置し、いつでもユーザーがプロダクトを使っている様子を観察できるようにしていま

仕組み化によって、運用保守の属人化を防ぎつつ、問い合わせ対応を高速化した話

こんにちは!株式会社COMPASS 取締役の常盤です。COMPASSは「新しい学びの環境を創り出す」をミッションに掲げ、小中学生に対してAI型教材Qubena (キュビナ)を提供している会社です。 プロダクト開発に取り組むにあたり、新規機能の開発と運用保守のバランスに悩む会社も多いのではないでしょうか。COMPASSもそうした悩みを抱えていて、Qubenaを2016年に正式リリースしてから「もっと機能を追加したい!」と「ユーザーの困り事を解消しないと!」の狭間で揺れてきまし

“共感の土台”づくりから始めるサービスデザイン

株式会社COMPASS デザイナーのパジェロです。 今回は、社内CMSの開発チームに配属されたときに最初に取り組んだことについて書いてみます。 弊社は、提供サービスである「Qubena」に搭載する教材コンテンツも自社開発しています。「コンテンツ制作チーム」が開発した「問題」や「解説」を管理しシステムと適切に連携させるために社内向けのCMSがあり、専用の開発チームが組織されているのですが、僕はそこに「情報設計」担当として配属されました。 期待されていたのはUXデザイナーとして