ユーザーが笑顔になるUXを届けたい。急成長中のデザイン部はどんな組織?【メンバーインタビュー#19】
こんにちは採用広報チーム 伊藤です。今回は、Qubenaを利用する子どもたち・先生たちが日々触れる画面の向こう側で、Qubenaの顔づくりを手がける、デザイン部にインタビューをしていきます!
▼デザイン部のインタビュー第1弾も是非ご覧ください!
第1弾の記事から約1年。組織が約2倍に大きく成長したデザイン部。急成長する組織を導くためのデザイン部特有のMVVとは?今後どのような組織を目指していくのかについてお届けしたいと思います!
インタビューはこの1年の間に入社された、現デザイン部部長の江口さん(通称:太郎さん)、福山さん、堤さんに行っていきます。
Q.デザイン部の業務内容は?
ーー前回のインタビューから約1年が経ち、COMPASSの組織も、デザイン部も随分大きくなりました。メンバーはどれくらい増えましたか?
江口:
正社員に派遣・アルバイト・業務委託を全て含めると昨年からはほぼ倍になっています!
福山:
順調に勢力拡大して、エンジニアに迫ってきてますよね(笑)
江口:
デザイン部には現在3つのポジションがあって、コンテンツデザインとUIデザイン、コーポレートデザインで構成されています。コーポレートデザインチームはこの1年で新しく立ち上がりました。
ーー今日集まっていただいた3名はみなさん前回のデザイン部のインタビュー(2021年10月)以降に入られた方々ですね!COMPASSに入社した理由を教えてくれますか?
江口:
僕は元々UI/UXをやってきていて、直近はUX戦略家という職能で働いていました。その中で、UXを大切にしている会社に就きたいなって思ったんです。でも意外に、そんな会社どこにもないんですよ。ボタンを押したら光ればいいとか、ボタンは右より左に置いた方がクリック率が高くなるとか、小手先のことを求めている会社が多いんですよね。
当時のCOMPASSではUI/UXが業務プロセスとして抜けていて、プロダクトオーナーがユーザーの課題を見つけて、課題に対するアクションも決めていたんです。でもプロダクトオーナーってUXの専門家じゃないから少しずれが生じるんですよね。ここにUXのプロセスを入れたら、この会社はピースとしてパチンとハマるなと思って、最初はコンサルという形で入ったのですが、COMPASSはUXも大切にしているということがわかり、結果入社していました。
福山:
私は、前職までずっとwebデザインをしていました。太郎さんがおっしゃったように、"UX"はデザイン業界の流行りワードとなりどこでも言われているけれど、企業側がさせたいことをさせるためのUXが多いというか。
例えば前職で携わっていた通販では買わせるためのUXで、ユーザーの幸せというよりは、広告にこれだけ投入して、これだけ売上をつくる…そのためのデザインでした。そういうデザインをこれからもしていくことに疑問を抱いて、ユーザーが幸せになったり成功したりすることを目指した仕事をしたいと思ったんです。子どもがいるので、教育に興味もありました。
堤:
私はデザイン制作会社に長年勤めていたのですが、前職ではクライアントの指示で短い期間で納品して、その先どうなったのかわからないという仕事が多かったので、自社プロダクトに長く携わる仕事がしたいなというのと、社会的意義のあることに関わりたいと思ってCOMPASSに応募しました。
特に、自分が身近に感じる社会課題を解決できるところに惹かれたんです。私自身小さい時に体が弱くて学校にあまり通えない時期に家でドリルを解いていたという経験があったり、地方出身ということもあり、どんな環境や場所でも平等に教育を受けられるというプロダクトを作っているところに魅力を感じました。
加えて、実際に面接を受けてみると、お話ししたCOMPASSの方たちがみなさん対話してくれている感じで、ちゃんとその人のことを知ろうとしてくれてるのがすごく伝わって、人も良いんだろうなと思ったんです。他の会社の面接では、すごく緊張感があって勝手に尋問みたいに感じてしまったものもあったので、COMPASSの面接でホッとしたのを覚えています(笑)
ーーCOMPASSの面接は他の会社とは全然違うと、よく言われますね。
Q.COMPASSでのやりがいは?
ーー実際に入ってみてどうでしたか?やりがいはどういったところに感じますか?
福山:
会社としてのミッションが、ただプロダクトの契約者を増やすということではなく、子どもたちの学力を上げながら学習時間を短縮し、新しい学びの時間を創ったり、先生方の業務軽減など、子どもたちにも先生たちにも喜んでもらえる、そういう未来に向かって仕事をしてるのを実感できるのでやりがいを感じています!
堤:
最近、ついに私の地元にもQubenaが入ったんです。育った町に自分が携わったプロダクトを届けられることや、地元だけではなく、同じような環境の全国の子どもたちに届いているのが嬉しいです。
COMPASSは、プロダクトにとってどうしてデザインが大事なのかをみなさん理解されている会社なので、社内のメンバーが届けたいと思っているコンテンツをデザインの力で後押しして、より伝わりやすい形にすることにやりがいを感じています。そしてそれをユーザーに届けられているという実感もありますね。
ーー自分が携わったプロダクトによって、地元や全国の多くの人が喜んでくれるのは感動しますよね。
Q.組織急成長の理由は?
ーーこれからもまだまだ組織は拡大予定と聞いています。これまでもこれからもですが、急成長の理由を教えてください。
江口:
組織拡大のポイントは、Qubenaに搭載されている問題(コンテンツ)をどんどん追加していくことと、すでにある問題を改善していくことですね。
5教科あるので問題数も膨大です。そこにイラストもあるので、どんどん問題を出して改善していくためにはコンテンツデザイナーの人数が必要なんです。
ーーQubenaは約2年前(2020年4月)にリリースされてますが、リリース後も問題の追加や改善を続けているんですね!
ーー"コーポレートデザイン"もこの1年で新しく増えたポジションですね。
江口:
コーポレートデザイナーは今後も増員する予定です。会社の広報やPR、採用活動をする際には必ずデザインが必要になってくるのでその部分にももっとパワーが必要だと。
そして、販売戦略やマーケティング戦略、採用戦略などにも表現者として提案できるようなチームを作っていきたいと思っています。「こういう風に売りたいんだよね」「こういうイベント開きたいんだよね」っていう時に、「じゃあこういうもの作りましょう」「こういう風にしましょう」と提案できるチームに育てようとしています!
――採用・広報に関わっている私の立場からするととても頼もしいです!
Q.急成長組織を導くMVVとは?
ーー急激に組織が拡大する中で組織をまとめるのは大変だと思いますが…?
江口:
デザイン部ではMBO目標とは別に、COMPASSの掲げているMVV(Mission、Vision、Value)を、デザイン部にも落とし込んでいて、それを組織目標とすることで、みんなが同じ方向に向かえるようにしているんです!
▼ COMPASSが掲げるMVV
▼ デザイン部が掲げるMVV
江口:
Begin with Sincerityの部分では、誰かが言ってた「デザインをあきらめない」って言葉があるんですけど、デザインって「それって必要なんですか?」って言われちゃう時もあるんです。「赤色でもオレンジ色でも同じじゃないですか?」って。そういう時に、良いもの、こうあるべきというのを、デザインで伝えることをあきらめないという意味ですね。
ーーなるほど! MVVを部単位に落とし込んで、目標としている会社ってあまりないんじゃないかなと思います。部のMVVが存在することで、個人個人が何をしたらいいのか、動きやすくなりそうですね。
福山:
そうですね。私のいるプロジェクトチームにはデザイナーが1人なので、たまに「私一人だけがこれにこだわってない?」とか「そのせいでチームの工数伸びるし…」みたいに自信がなくなったりするんですよね。でもMVVが掲げられていることで「でも、これが私の仕事だし」って思えるので、信念を後押ししてくれていると感じます。
あと、MVVに沿った行動をした人を褒め合う『カルチャーブックを育てる会』というのがデザイン部内で月に1回あるので、そこで頑張ったことを報告して、みんなに褒めてもらっています!
この会は、MVVに対して「こういうことができました」というのをみんなで話す会なのですが、言語化するきっかけがあるのは大事かなと思っています。そうしないとだんだん風化しちゃうと思うので。
ーーMVVを設定するだけでなく、振り返りも行っているのですね。定期的に振り返る機会があると、日頃からより意識できそうですね!
Q.デザイン部の特徴は?
ーーこれはCOMPASSならではだなというものはありますか?
堤:
みなさん勉強熱心ですよね。デザインのことはもちろん、教育に関することも。
デザイナーのみなさんはもともと教育に関しては専門ではない方が多いのですが、 部のビジョンである「教育に最も詳しいデザイナー集団になります」を体現されている方ばかりです。それに良い刺激を受けて、私もやろう!と思えるんですよね。デザイントレンド分析会と言ってそれぞれが勉強した内容を共有する場も月に1回あります。
ーー他にはどんな勉強会が?
福山:
"マテリアルデザイン"と"ヒューマンインターフェースガイドライン"っていう、GoogleとAppleがそれぞれ提唱しているガイドラインがあるのですが、それもどんどんアップデートされるので共有する会を開いたりしています。さらに、技術面だけじゃなく教育の本も、みんな読んで共有していますね!
ーー実業務以外にも、みんなで勉強する時間をしっかりとられてるんですね!
堤:
カルチャーブックを育てる会で「勉強しました〜」って報告して、「えらい」「えらい!」って言い合って頑張ってます(笑)
ーー素敵な文化ですね〜!
Q.部として今後取り組むことは?
ーー今後取り組んでいきたいことはなんでしょうか?
江口:
デザイン部としてやらなきゃいけないことは2つあって。
1つは、UIデザイナーやコンテンツデザイナーの、UXやユーザビリティーの観点を育てて、よりユーザーにとって価値の高い製品を提供できるような存在にしていきたいなと思っています。UI/UXデザイナーって、社内でも社外でもよく聞く言葉だと思うのですが、それがいわゆるプロダクトデザイナーなんですよね。どっちかに偏っている人たちではない人を育てていきたいですね。
もう1つ、さっき言ったUXを狙えるデザイナーを増やしていきたいと思っています。
どうしてかというと、プロダクトはアウトプットを行って、どんどん機能を搭載したり使い勝手を良くしたりしていくのですが、リリース後にはプロダクトアウトカムと言って、リリースした後に成果を正しく見なきゃいけないんです。プロダクトの実情を理解して改善していける。将来的にはそういった人たちをもっと増やして行きたいと思っています。
ーーもっともっと、キュビナがより良いプロダクトになっていきそうですね!
江口:
「使っている人たちを幸せにしたい」というのが、僕がUXをやっている理由なのですが、僕たちのプロダクトって、「売り手よし・買い手よし・世間良し」になるものじゃないですか。キュビナを使ってもらうことによって子どもたちも先生たちも喜んでくれる、そして幸せになった人たちが社会に出た時に社会も良くなっていく。こういうスパイラルを作れる環境にいるので、より使ってくれる人たちが幸せを感じられるようなプロダクトにしていきたいんですよね。そのためには、デザイン部をもっと強化していかないとと思っています。
ーーうんうん、そうですよね。私もなんだかやる気がみなぎってきました!!
太郎さん、福山さん、堤さん、ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
COMPASSのデザイン部では現在新しい仲間をまだまだ募集しています。興味を持っていただけた方のご応募をお待ちしています。