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ミッション「新しい学びの環境を創り出す」に込めた想い【社長&副社長インタビュー】

こんにちは。採用広報チームの伊藤です。
先日公開した「はじめまして」の記事は読んでいただけましたでしょうか?

今回は、ミッションとして掲げる「新しい学びの環境を創り出す」をテーマに、上記の自己紹介でお話しさせていただいた、私たちCOMPASSが大切にしていることについて、もう少し詳しく(そして熱く!)ご紹介できればと思います。

ということで、今回登場してもらう”COMPASSの中の人”は、代表取締役CEOの小川(通称:正幹さん)、取締役副社長の佐藤(通称:潤さん)の経営ボードコンビです。
共に絶賛子育て中の父親でもある二人にCOMPASSを代表して熱い想いを語ってもらいました。

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代表取締役CEO:小川正幹(おがわまさき) /写真左
慶應義塾大学大学院政策メディア・研究科修士課程修了(博士課程単位取得退学)。2014年Qubenaの開発当初より開発責任者として参画、取締役CTOを経て現職。1児の父。
取締役副社長:佐藤潤(さとうじゅん) /写真右
慶應義塾大学環境情報学部卒業。デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、DeNAを経て、2011年博報堂入社、デジタルマーケティングや新規事業の立ち上げ、子会社代表等に従事。取締役CMOを経て2020年10月より現職。2児の父。

(少し長いインタビューになるので、お時間のない方向けに1分で読める「伊藤メモ①~③」を作成しました!でも、できれば全部読んでいただきたいです・・・!)

Q:COMPASSを語るうえでの頻出キーワード「未来を生き抜く力」とは?

―― 今日は社長・副社長へのインタビューということで、私たちCOMPASSが掲げるミッション「新しい学びの環境を創り出す」をテーマに、いろいろとお話を伺っていきますのでよろしくお願いします!

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(先日採用ページに公開した会社紹介スライドより)

―― まずは、この「新しい学びの環境を創り出す」というミッションについて、

Society5.0時代・第4産業革命の到来を控え、今後私たちを取り巻く世界は劇的に変化していきます。
しかし戦後、産業や生活が大きく変化してきたにも関わらず、学校で教わる教育は、50年間ほとんど変わっていないのが実情です。
誰もが予想できない未来を徹底的に考え抜き、子どもたちの「未来を生き抜く力」となる教育を創りたい。
私たちは全世界の子どもたちの幸せな未来を追い続けます。

このように「新しい学びの環境」=子どもたちの「未来を生き抜く力」を育む学びの環境、と私たちは定義していますが、この「未来を生き抜く力」という言葉、それってつまりどういう力?とご質問をいただくことも多くて・・・。改めてご説明をお願いできますでしょうか。

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佐藤:
ひとことで言うと、「自ら主体的に課題を見つけて解決していくことで未来を切り拓いていくことのできる力」かな。

今のこの変化が激しい世の中、ここからますます予測不可能な社会へと進化していく中で、その時々で、今問題になっているのは何かを自ら定義して、ゴールを目指すうえでクリアすべき課題、解決策を見極め、実際にアクションを起こすことのできる力、というのがとても重要だと思っていて。

そのサイクルを主体的に回していくことのできる力が「未来を生き抜く力」だと考えています。

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―― 確かに、前例がなくて、どこに問題があるのか分からない、というようなことが、これからの社会ではどんどん増えていきそうです。でも、その「未来を生き抜く力」ってどうすれば身に着けられるんでしょうか?

佐藤:
まずは、ある程度の前提知識をインプットすることと、解決に向けてのアウトプットのプロセスを学ぶことが必要だと考えてます。

最初のステップとなる”問題がここにある”という定義は前提となる知識があってこそ可能になると思っているのと、そこから課題を定義して、解決に進めていく過程にはアウトプットしないといけない活動が多くあって、その活動のプロセスを学び、身に着けていくことが「未来を生き抜く力」の土台になっていくんじゃないかな。

小川:
たしかに。いま潤さん(佐藤)が「プロセス」と言ったけれど、一時期、会社の中で言っていた”極める力”というものがそれに近くて。ひとつ何かを極めた人って、だいたいなんでもできると思うんだよね。

何かを極めていく過程、それこそゲームでも良くて、ぶつかる壁をどうやって攻略するのか、考えて、実践して、次の壁に挑戦して、という。

どこかでそういう「課題発見解決のサイクルを回して良くしていく」という思考ができると色んなところに応用できるから、極めていく過程はとても重要だと思うな。

―― なるほど・・・!ただ、そこにQubenaはどう繋がってくるんでしょう・・・?

小川:
僕たちがQubenaを通して実現していることは、前提知識のインプットを効率化すること、そしてアウトプットのプロセスを学ぶために必要な「時間」をつくるというところ。
この「時間」が、いまの教育現場では全然足りていないんですよね。

Qubenaを使ってもらうことで、一人ひとりに最適化された学びを提供できて、従来の授業のメインだった知識のインプットの部分が効率化されて、そこで創出できた時間でアウトプットのプロセスを学ぶことができるようになる。それが僕たちの目指す新しい学びの環境です。

だから、Qubenaはあくまで手段であって、目的ではないんですよね。

佐藤:
そう、目的はその先の問題定義や解決に向けたプロセスのところにちゃんと時間を使ったり、そのやり方を学ぶことで、そのための知識のインプットと、時間を作るための手段としてQubenaを提供している、というのが現状だね。

<伊藤メモ①>
・「未来を生き抜く力」とは、予測不可能な世の中で課題発見解決のサイクルを自主的・主体的に回し続けていける力のこと
・身に着けるためには前提知識のインプットとアウトプットのプロセス(≒極める過程)を学ぶことが大切(※これが目的!)
・Qubenaは、知識のインプットを効率化することで、アウトプットのプロセスを学ぶための時間を創出している(※だから、Qubenaは「手段」)

Q:COMPASSが「公教育」に注力する理由とは?

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―― 「未来を生き抜く力」について私自身も改めて理解が深まったところで、次の質問は「公教育」についてです。
「新しい学びの環境」を実現するための舞台として、COMPASSが今向き合っているのは「公教育」の現場ですが、それはなぜでしょうか?

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佐藤:
僕たちが考える「新しい学びの環境」をなるべく多くの子どもたちに届けたい、と考えたときに、その場所は一部の子どもだけが受けられる塾や習い事ではなくて、みんなが通る「公教育」なんですよね。

都市部の子は習い事とかの幅も広くて自由に選べるけど、地方に行くと教室まで車で1時間以上かかるとか、そうではないことも多くて、どこで生まれたか、どこにいるかで学べる事の選択の幅が狭まっちゃうということってあるじゃないですか。

ただ、小学校だったり中学校だったり、公教育という皆が通る過程の中で、共通のカリキュラムとして学べることの選択肢が増えていけば、地域とか、家庭の経済状況とか、そういうことに捉われずに、みんなが同じように「未来を生き抜く力」を育める環境を作っていけるんじゃないかと思っていて。

小川
実はこれまでにCOMPASSでは、塾向けの展開だったり、家庭学習専用のQubenaの展開もしてきているんですが、ミッションのところの説明にも書いていた通り、僕たちのミッションの先にあるのは、全世界の子どもたちの幸せな未来

それをまず日本国内で達成するための舞台は、「公教育」しかないと考え、現在は「Qubena 小中5教科」を中心に公教育現場へのアプローチに絞った展開に舵を切っています。

子どもたちが1番長い時間を過ごす場所はやっぱり学校で、その「みんなが長い時間を過ごす場所」でQubenaを使ったインプットの効率化に取り組むこと、それが「新しい学びの環境を創り出す」うえで、とても大切なことだと考えていて。

日本中の公教育の現場でQubenaを活用してもらうことで、場所などに関係なく子どもたちに平等に色んな機会を与えられるようになること、それが理想だよね。

<伊藤メモ②>
・みんなが通る、そして長い時間を過ごす「公教育」に携わることで、一人でも多くの子どもたちに平等に機会が提供される環境を実現したい

Q:公教育現場へのQubena普及の先に見据えるものとは?

―― 先ほどお話しいただいたように、現在のCOMPASSでは公教育の現場(主に全国の小中学校)へのQubenaの導入を進めていますが、今後その普及が進んだ先の展開について、教えてください。

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佐藤:
Qubenaって今全国1,800校以上の学校で導入されていて、50万人を超える子どもたちの学びを支えているわけなんだけど、我々の目的ってQubenaを普及させることそのものではないんだよね。

最初の質問でも触れたけど、Qubenaはひとつの手段であって、目的はその先

今回のインタビューで取り上げてもらった、「新しい学びの環境を創り出す」というミッションをCOMPASSとしてはやり続けなければいけなくて、そのために、普及の先の、どう使ってもらって、教育現場に新しい体験を創り出せているか、というのをとにかくモニタリングして改善していかないといけない。

―― 確かに。導入してもらえば終わりではなくて、その先どう活用してもらえるか、のところを学校現場の先生方と一緒にアップデートしていく、そこにCOMPASSでは様々な部署のメンバーが一体となって取り組んでいますよね。(このお話はまた別の記事にて)

―― 一方で、次の事業展開について、社外の方からご質問をいただくことも多いと聞きました。その辺り、いかがでしょう・・・?

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小川:
今後、子供たちに新しい体験を作り出すということをやっていかないといけないと考えている中で、今よりも幅広く事業を展開していくことはやりたいとは思っているかな。

一方で、Qubenaはありがたいことに大変評価はいただいてはいるものの、教育という広範囲の中で考えると、まだほんの一部しか担えていないと現状を受け止めていて。

いま「まだほんの一部」と言ったのは、ひとつは利用者数の点で、
利用者50万人、という数字は、決して小さくないけれど、日本の小中学生の数、約1,000万人からすると、わずか5%に過ぎないんですよね。
残り95%、まだまだ、一人でも多くの子どもたちに、僕たちはQubenaを通じて新しい学びの環境を届けなければいけない

そしてもうひとつは、学校における様々な課題の存在。
知識のインプットを効率化することでQubenaが教育現場のアップデートの一端を担えていることを実感する一方で、現在のQubenaだけでは解決できない課題の存在もどんどん見えてきていて。

公教育という舞台の中で、僕たちができること、やるべきことが、たくさんあると感じています。
Qubenaを進化させていくことはもちろん、そうした課題に対する次の展開についても議論は重ねていて、まだここでは具体的にお話しできないですが、いくつかアイディアも生まれていて、準備を進めている状況なんですよ。

―― 新しいアイディアのこと、皆さんにお伝えできる日が楽しみです!そのときはまたこのnoteでも取り上げさせてくださいね。

<伊藤メモ③>
・「普及」はあくまで通過点。教育現場で活用してもらい、新しい体験を生み出すことを磨きこんでいく
・「公教育」を舞台に、より多くの子どもたちに使ってもらうため、そして教育現場の様々な課題を解決するためのチャレンジを重ねていくことで「新しい学びの環境」を創り出していく

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正幹さん、潤さん、ありがとうございました!

そして、ここまで記事を読んでいただいた皆さん、ありがとうございます!

今回は、経営ボードの二人のインタビューを通して、「新しい学びの環境を創り出す」という私たちCOMPASSのミッションについてご紹介しました。

COMPASSでは、このミッションに、共に取り組んでくれる新しい仲間を絶賛募集中です。興味を持っていただけた方のご応募、お待ちしています。


みんなにも読んでほしいですか?

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